競馬場の楽しみ
2009年12月5日 07:52 / カテゴリ:[ コラム ]
中央競馬が行われる競馬場は、昔と比べてずいぶんキレイになり、女性や家族連れでも楽しめる様な雰囲気作りに努めている、という印象を受けます。
グッズを販売している売店では、人気馬のぬいぐるみやストラップなどがまるでキャラクター商品のようにずらりと並んでいますし、周辺には公園のような遊び場が完備していたり、花がたくさん植えられていたり、とまるでテーマパークの様相さながらのようです。
フードコートも充実しており、「○○競馬場の××を食べるのが楽しみ♪」という人もたくさんいらっしゃいます。
馬券を購入して当てることは二の次で、この雰囲気を楽しんだり、デートに利用したり、家族サービスに努めたり、と、
同じ競馬場の中にも、実にさまざまな目的を持った人たちがそれぞれ楽しんでいる、という感じですね。
これに呼応するように、JRAの方でもたくさんのイベントを用意しています。
ホームページを開くと、次々と行われているイベントの情報が手に入りますし、豪華賞品が当たるものや、入場料が無料になるフリーパスの日、ポイントを貯めると商品がもらえるもの、など
数え切れないほどのイベントが詰め込んであります。
最近では芸能人やアイドルを招いたイベントも増えているようで、芸能人の中にも競馬ファンを公言している人が増えてきているようですね。
これは競馬のイメージが確実にアップしていることの証拠でしょうか。
テレビコマーシャルの効果も絶大のようです。
反面、競馬を「投資」と考えて、お金儲けの対象としてのみ競馬を見ている人たちも確実に存在しています。
競馬、というものは本当に不思議な存在だと言えるのではないでしょうか。
競馬予想
2009年12月4日 11:33 / カテゴリ:[ コラム ]
競馬、というものには必ず「予想」というものがつきまとうものです。
この「予想」というものは、内容的にとてもバラエティに富んでいます。
一般的に言う「予想」というものは、「競馬は速い馬、強い馬が勝つもの」ということを前提として、その競走馬の「実力」を強く反映させるものです。
またこの実力を考える時の参考となるものは、調教内容やタイムがあり、また過去の実績や距離の適性などを判断するための材料としての「血統」があります。
そしてそのレースの出走馬の構成などから、レースの展開を予測した上で結論を出しているものがほとんどです。
また、このような要因を全く考慮しない予想も存在します。
競走馬自体をまったく無視した形で、ただ馬券対象になると思われる「数字」だけに注目した「出目予想」もあります。
そして、着順はあらかじめ主催者などによって決定されており、馬券の対象となる競走馬を暗示するメッセージ(サイン)が、出馬表や広告、時事ニュースや世相など、あらゆるところに隠されているという前提の元で
サインを読み取ることで馬券の対象となる競走馬を予想する、という「サイン理論」というものさえ存在しています。
こうなるともう競馬自体の存在意味がわからなくなってきそうです。
予想を専門に行う人たちのことは「予想家」と言い、競馬新聞やスポーツ新聞の記者などがその典型的な例です。
地方競馬では、競馬場内の所定の場所で自らの予想を販売する職業が成り立っていますが、中央競馬の場合は場内の予想屋の販売活動は認めていません。
地方競馬の競争の種類
2009年11月15日 08:36 / カテゴリ:[ コラム ]
中央競馬(JRA)の場合は、1周1,000メートル以上の平地走路でスタートからゴールまでのスピードを競う競争がほとんどです。
(一部に障害競走があります。)
地方競馬の場合、中央競馬と同じような「平地競走」と、「ばんえい競走」というものがあります。
平地競走は1周1,000メートル以上の走路でスタートからゴールまでのスピードを競うもので、中央競馬と同じです。
ただし、中央競馬が芝コースとダートコース、両方を使用するのに対して、地方競馬ではダートコース中心となっています。
走る馬はサラブレッド系とアラブ系の2種類の馬がいます。
それに対して「ばんえい競走」とは、我が国で生まれた独自の競走で、主に北海道の帯広競馬場で行われているものです。
以前、ムツゴロウさんが出走したことでも有名になりましたね。
およそ1トンもある重種馬(サラブレッド・アラブ系は軽種馬と呼ばれています。)が、重い鉄製のそりを引いて、
2つの障害(台形状の小さな山)のある200メートルの直線セパレート走路で、速さを競うものです。
重いそりを引っ張るパワーと、他の馬よりも早くゴールするスピードが要求される、馬にとっても過酷なレースです。
着順の決まり方ですが、平地競走では、競走馬の鼻の先端がゴールに到着した順位により着順を判定します。
反対にばんえい競走の場合は、そりの一番後ろがゴールに到着した順位により着順を判定します。
地方競馬の騎手になるには?
2009年11月12日 02:35 / カテゴリ:[ コラム ]
日本において競馬の騎手になるためには騎手免許が必要です。
そしてこれは中央競馬(JRA)と地方競馬では別々の免許になります。
地方競馬の場合、地方競馬全国協会が発行しており、有効期限は1年間、続けて騎乗する場合には、1年ごとの更新が必要になります。
地方競馬の中でも、平地競走とばんえい競走では別々の免許が必要になります。
地方競馬には現在はフリー制度はなく、いずれかの競馬場の厩舎に所属することになります。
騎手を目指す人は、一般的には地方競馬全国協会の「地方競馬教養センター」に入所し、2年間の騎乗訓練や専門学の講習を受けた後に免許試験を受けます。
地方競馬教養センターは年に1回騎手候補生を募集しています。
入所試験は学科試験と運動機能検査などが行われます。
また地方競馬の調教師になるためには地方競馬全国協会が実施する調教師免許試験を受験して免許を取得し、厩舎を開業します。
受験資格は28歳以上、受験科目は競馬法規、馬学などの学科試験と乗馬の技術試験などです。
一般的には騎手や厩務員として競馬場で経験を積んでから調教師試験を受けます。
また騎手と調教師の免許は同時に取得することは出来ません。
つまり自分の調教した馬で自分が競走に出ることは不可能、ということになります。
交流競走
2009年11月11日 09:30 / カテゴリ:[ コラム ]
交流競走とは、所属に関係なく他地区や中央競馬の競走馬や騎手が対戦するレースのことを言います。
ファンからの人気も高く、積極的に推進されています。
以前は実を現しなかった中央競馬との交流重賞競走は「交流元年」といわれる1995年(平成7年)以降、飛躍的にそのレース数を増やしており、
今ではダートの全日本チャンピオンを選定する競走体系として、我が国の競馬や精算において重要な位置づけがなされているほどになりました。
1996年にダート重賞競走の体系化、格付けを行う「ダート競走格付け委員会」か設置され、その後2008年に「日本グレード格付け管理委員会」となり、格付けが実施されています。
また、ダートグレード競走以外にも、地方競馬内での交流競走も実施されています。
これには全国を対象とした全国交流競走、北日本や西日本などの広域交流競走、特定の競馬場間ブロック内での交流競走などがあります。
また、中央競馬との交流競走には、特定の競馬場と中央競馬の条件クラスの馬が対戦する交流競走(条件交流競走)も各地で実施されています。
競走馬だけではなく、騎手の交流競走もファンに強くアピールするもののひとつです。
地方競馬の騎手はいつもはそれぞれ所属する競馬場や地区のレースで騎乗していますが、交流競走の増加によってますます活躍の場を拡げつつあります。
地方競馬と中央競馬の騎手を集めて実施する騎手招待競走も各地で盛んに行われており、ファンの人気を集めています。
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